基本情報
︎タイトル | 伝えることから始めよう |
︎著者 | 高田明 |
︎出版社 | 東洋経済新報社 |
︎出版日 | 2017年1月26日 |
︎ページ数 | 271ページ |
︎読みやすさ | 読みやすい |
通販、テレビショッピング等で言わずとしれた『ジャパネットたかた』の創業社長である高田明さん初の自伝。
幼少期、学生時代を経て実家のカメラ店を手伝ったのちに独立。
その後年商1700億円超えを果たしたジャパネットたかた。
2016年1月に社長を引退した彼は何を思い、その日まで生きてきたのか。
高田明さんの人生、生き方の一部を垣間見ることができる貴重な本です。
ピックアップ
・一生懸命に今を生きていれば。
毎日一生懸命に今を生きていれば、ジャンプアップできる瞬間がやってくるんです。足し算が掛け算になるようなジャンプアップも訪れます。
今を全力で生きているからこそ、課題は見えてくるのだと思います。そして、課題が見えてくれば、それを克服していくことで、人も企業も成長することができるのだと思うんです。
P27より
・人生は拓けるようになっている。
過去を悔やんで未来を悲観して生きていても仕方がないです。そんなことより、好きなことを一生懸命にやり続けていれば、今を生きていれば、人生は絶対に拓けるようになっているんですよ。
P83より
・どうしたらできるかを考える。
仕事の都合で娘の夢を取り上げることは考えたこともなかったし、かといって娘のために仕事を犠牲にするという発想もありませんでした。どうしたら両立できるかって、私も妻もそれしか考えませんでした。できない理由を考えるのではなくて、どうしたらできるか考えて、できることはなんでもチャレンジしたんです。
P96より
私もどうしたらできるかを考えて、ライフワークバランスを実現したいな。
・本気になればなんだってできる。
私は、できないと決めているのは、その人自身だ、やろうとする前から、できないと決めつけていては何もできないと思っていました。本気になって、死に物狂いになれば、大抵のことはなんだってできるようになると思うのです。
P235より
僕の感想
私ごとですが、僕は成功者の自伝が大好きです。
なぜなら成功者の自伝は、成功後の彼らの姿しか知ることのできない僕たちに、そこに至るまでのイバラの道を教えてくれる唯一のものだと思うからです。
高田明さんは(主に)テレビショッピングを通じて人々に幸せを届けること、その瞬間に集中して生きてこられた方だと思います。
一瞬一瞬を真剣に生きてきた高田さんの言葉はとっても強くて、私たちに新たな考え方、生き方を優しく示してくれます。
僕は彼のように強くまっすぐに今を生きたいと心から熱く憧れました。
そして、今を懸命に生きているけれど、まだ十分な成果は出てこないという現状にほんの少しだけリラックスできます。